プリント基板の開発をスムーズに行うため、
回路・基板設計エンジニアの皆様も
”はんだ付け”を行うことがあると思います。
このはんだ付けにおいて、
・極小チップ部品の取付け
・狭ピッチIC部品の付替え
などなど、難しいはんだ付けに
苦労されたご経験はありませんか?
今回の記事では、回路・基板設計エンジニアの皆様に向け、
難しいはんだ付けのポイントや基礎知識を
解説動画も交えて詳しくご紹介します。
ご存知の方も多いと思いますが、
仮にこれらの基礎知識を知らないと、
「はんだ付けに凄く時間がかかる…」
「はんだ付けは何とかできたが、品質が…」
なんて事態に陥る可能性もあります。
このような事態を回避するために、
少しでも興味を持っていただけましたら、
是非最後までご確認ください!
(※ベテランエンジニアの方は【応用編】からご確認ください。)
その1【事前準備編】はんだ付けの道具から基本動作を解説
まずは、基礎のきそとして、
・使用する道具
・事前確認事項
・基本動作
についてご紹介したいと思います。
こちらは初学者向けであり、
ベテランの技術者の方には基本すぎるかと思いますが、
ご興味のある方は、下記より動画をご確認ください。
その2【基礎編】正しい手順を学んで、確実かつ美しい手はんだをマスター
次に、ケース別に正しいはんだ付けの手順を
動画にて詳しく解説したいと思います。
1つ目は、DIP部品における正しいはんだ付けの手順です。
SMD部品とは異なった手順となりますので、
注意点も併せて、下記動画にてご紹介しています。
2つ目は、SMD部品における正しいはんだ付けの手順です。
正しい手順と注意すべき点を解説していますので、是非ご覧ください。
また、SMD部品における良いはんだ付け、悪いはんだ付けを
細かく比較した動画もご用意しています。
興味をお持ちの方は、視聴してみてください。
【動画】1から学ぶはんだ付け 良いはんだ付け・悪いはんだ付け
3つ目は、ICにおける正しいはんだ付けです。
ICをはんだ付けする方法は大きく下記の方法があります。
①1本毎にはんだ付けする
②はんだを流しながら付ける
ここでは、前者である”①1本毎にはんだ付けする”について解説します。
基礎的な手順とはなりますが、
ご興味のある方は、動画をご覧ください。
その3【応用編】極小チップ部品と狭ピッチICのはんだ付けの極意
ここまで、はんだ付けの基礎知識を解説しましたが、
実際に皆様が直面する問題として、
・極小チップ部品のはんだ付け
・狭ピッチICのはんだ付け
など技術やノウハウが求められるケースも多くあると思います。
そこで、ここからは上記のような難しいはんだ付けにおける
手順・ポイントをご紹介します。
極小チップ部品のはんだ付け
1005レベルのサイズならまだしも、
0603レベルとなると視覚的にも部品が見づらくなり、
はんだ付けの際に、手が震えたりすることもあると思います。
このようにはんだ付けが難しい
0603のチップ抵抗をどのようにはんだ付けしているか
実際の作業を下記動画にてご紹介します。
狭ピッチICのはんだ付け
狭ピッチICのはんだ付けでは、
”糸はんだを流しながら付ける”という手法を用います。
しかしながら、そうすると多くの場合、
隣のリードとはんだがショートしてしまい、
ブリッジが発生する恐れがあります。
このようなブリッジをどのように
解消しながら、はんだ付けを行うか、
下記動画にてご紹介しています。
ご興味のある方は、是非動画をご確認ください。
基板改造・リワークのことならアート電子にお任せください!
いかがでしょうか。皆様のお役に立ちましたでしょうか。
今回は、はんだ付けの基礎知識をご紹介しました。
「もっとはんだ付けに関する技術動画が見たい!」
という方は、是非当社のYouTubeチャンネルをご確認ください。
https://www.youtube.com/@artdenshi
ちなみに、アート電子では回路・基板設計はもちろん、
基板改造・リワークも承っています。
動画でもご紹介しました職人技術により、
難しい部品の取付けも綺麗に行います。
お困りの案件がございましたら、まずは一度当社にご相談ください。