パターン設計エンジニアの最新動向

プレーン共振解析

 

プリント基板を使った電子機器を開発・設計するためには

・回路設計

・パターン設計

・基板製造

・基板実装

が基本的なフローとなりますが、

 

このうち 「パターン設計」 に関しては、

実は、パターン設計に携わる設計者の「数」および「質」が

減少していくことが懸念されています。

 

 

というのも、プリント基板関連の国家資格として

「プリント配線板製造技能士」というものがあり、

アート電子ではこの検定員も行っている関係で

今年1月の試験も当社で開催されたのですが、

 

年々、このプリント配線板製造技能士検定を受ける方が

少なくなってきているのです。

 

我々のお客様である大手企業の中でも

パターン設計自体をされない会社も増えてきているので、

このままだと、高い品質の電子回路基板をスピーディーに

供給できる会社が少なくなってしまうかも知れない、と

本当に危惧しています。

 

 

そんな中、当社ではプリント配線板製造技能士の資格取得を通じて

パターン設計における技術力の向上、

さらには永続的なサービス提供を目指し、日々取り組んでおります。

 

 

具体的な取り組みとしては下記になります。

 

プリント配線板製造技能士には、下記の2つがあり、

 

 ①プリント配線板製造技能士(プリント配線板設計作業) 1~3級

   ・・・我々のような電子回路の開発・設計を行う会社が取得

 ②プリント配線板製造技能士(プリント配線板製造作業) 1~3級

   ・・・プリント基板そのものを製造する会社が取得

 

このうちアート電子のエンジニアには、

①プリント配線板製造技能士(プリント配線板設計作業)の取得を

積極的に進めており、現在では、1級取得者が4名在籍しています。

 

今後はさらに、②プリント配線板製造技能士(プリント配線板製造作業)の

取得も目指し、プリント基板における総合的な技術力・提案力の向上を

進めて参ります。

 

なお、当社の営業についても、プリント配線板設計作業の3級を取得しており、

お客様とのスムーズなコミュニケーションに努めています。

 

 

アート電子では、日々お客様から頂くご相談やご依頼、案件などに

真摯に対応していくことを通じて開発設計力を向上させると同時に、

 

プリント配線板製造技能士の資格取得をもって、社員全体の基礎レベルを

維持・向上させることで、プリント基板の開発・設計力の永続的なご提供を

目指して参ります。

 

 

そんな中、当社では新たな取り組みをスタートさせました。

アート電子のyoutubeチャンネル、その名もずばり、

 

「ノイズ対策チャンネル」です。

SnapShot(1)

 

当社に在籍するプリント基板設計技能士1級のエンジニアが、

ノイズに強いパターン設計を行うためにどうすればいいのか?

そんなことをお伝えしています。

 

ぜひお時間のある時に、ご覧頂ければと思います。

 

これからも継続して動画をアップしていきますので、

ぜひチャンネル登録のほど、宜しくお願い致します。