0402は確実にリワークできるのか

プリント基板のリワークは、早く確実に行うことが必要となりますが、昨今の電子機器の小型化に伴った高密度実装により、非常に狭い部分に実装された、小さなサイズのデバイスを確実に取り替えるということが求められるようになりました。

 

たとえば、これまでは0603サイズのコンデンサをリワークで付け替えるという事であれば、開発・設計のご担当者であれば、目で見て何とか付け替えられた・・・という経験はおありかと思います。
ところが0402サイズとなるとそう簡単にはいきません。
ご存知のとおり0402サイズになると肉眼では小さな粒にしか見えませんし、縦横の方向も認識がしずらいからです。
できるだけ、こうしたことはやりたくないですね。。
でも、回路設計・開発の過程においてはリワークなしには進めない、という側面があるのも事実です。

 

では、基板のリワークで0402サイズのデバイスを取り替える、という事は実際行えるのでしょうか?

 

1点だけであれば、虫めがねとピンセットを使って、何とか時間をかけてできるかも知れませんが、これが数点、あるいは数百枚の規模になるとどうでしょうか?
非効率な作業では、リワークを行っているだけで開発リミットを過ぎてしまうかも知れません。

 

それなら昨今の技術革新で、最新の機器を使えばどうなのか?といえば、実は現時点(2020年2月)では0402サイズのデバイスのリワークに対応する機器は世の中に存在していません。
これからリワークの需要が増えていけばメーカーも開発していくのかも知れませんが、今のところは何とも言えません。

 

それでは、0402サイズのリワークを謳っている企業は、どうように対応しているのでしょうか?

 

そう、ご想像のとおり、この「肉眼では見えないデバイスを、確実に早く取り外し、取り付ける」ということを手作業で行っているのです。
もう少し具体的に話すと、人の手で、顕微鏡とピンセットを用いながら、1点1点取り外し、極性を確認しながら実装しているのです。
この作業を行うためには各社独自の工夫や治具活用、はんだ付けのコツなどがあると考えられますが、世の中に機械がない以上、基本的には手作業になってしまうのです。

 

rework

 

したがって、実際のリワークを依頼される場合には、リワーク専用の設備と検査機器が揃っているかを確認すると同時に、依頼する基板リワークの内容に精通し、経験と技量を持っているかを検証しておく必要があります。

 

 

アート電子ではこれまで多数の0402サイズのリワークを手掛けて参りました。
どうしても手作業になるリワークを、確実に、早くできるよう、各種器具を整備すると同時に作業標準化と日々の技量アップに努めています。
0402サイズのリワークなら、ぜひアート電子に安心してお任せください。
当社が対応できるリワークの内容については、下記リンク先に纏めておりますので、ぜひご一読ください。

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